VPL-VW200SONY
VPL-VW200
¥1,365,000(税込)
発売:2007年11月20日

120Hz表示に対応したSXRDプロジェクター

ビジュアルグランプリ2008 ≪金賞≫受賞モデル
ビジュアルグランプリ2008 ≪ホームシアター大賞≫受賞モデル
ビジュアルグランプリ2008 ≪反射型液晶プロジェクター(D-ILA、SXRD)部門≫受賞モデル

【SPEC】●パネル:0.61型SXRD ●光源用ランプ:400W キセノンランプ ●レンズ:1.8倍ズームレンズ(電動)f18.7〜33.7mm/F2.54〜3.53 ●投射サイズ:40〜300型 ●輝度:最大800ルーメン ●コントラスト比:35,000対1 ●映像入力:コンポジット映像×1、S映像×1、コンポーネント×1、D-sub 15ピン×1、HDMI×2、RS-232C×1、DC 12V×1、RJ-45 (10BASE-T/100BASE-TX)×1 ●ファンノイズ:約22dB ●消費電力:650W(スタンバイモード時:約10W、エコモード時:約0.5W) ●外形寸法:496W×175H×574Dmm ●質量:約20kg

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※原則として製品発表時のデータを掲載していますので、内容・価格は変更されている場合があります。また、この製品データベースには生産・販売を休止したモデルの情報も含まれています。

テストレポート
VPL-VW200は非常に価値あるモデルである。外観こそ前作のVW100を踏襲しているが、内容はほぼ一新。引き継いだものはキセノンランプしかないのではというほど大幅なグレードアップを果たしている。これはライバルが急成長してきた中で存在感を示すため、惜しみない技術投入が行われた結果であろう。

特にフルHDのSXRDパネルが従来比2倍の120Hz表示に対応したことが見逃せない。新ブラビアエンジンプロの採用、同社の液晶テレビにも搭載されている独自のモーションフロー技術でプロジェクター初の動画ボケ対策を図ったことなど、注目すべき内容が満載。スクリーン大画面でも動画ボケ対策の必要性を提案する。さらに、新開発のフィルムプロジェクション機能により、残像感の少ないくっきり、はっきりとした映像を演出する。もっとも、フィルム特有の質感を残した24コマの表示も可能で、ビデオ風ではない本来の映画の雰囲気が楽しめるようにしている。モーションフローは、どうしてもすばやい動きのあるシーンでは、やや気になることもあり、どちらで視聴するかはユーザーの好みとなる。

搭載するブラビアエンジンプロはテレビより大画面に映し出すプロジェクター向けに丁寧な作り込みが行われた。なお、ハイコントラスト化に寄与するアイリスは、「アドバンスト・アイリス2」になり再構築。シーン連動動作を見直し、違和感の少ない動作となっている。今回は実際に「オート1」で視聴たが、破綻の少なさは前作を越えていることが確認できた。これなら常時使用していてもシーンに影響を与えることはない。そして、投写するランプは当然、ピュア・キセノンランプ(400W)である。ワット数など前作を踏襲、明るさは最大800ルーメンである。投写レンズはドイツの「Carl Zeiss Vario Tessar」。周辺まで優れたフォーカス感で描写する。ソフトウェアは新開発ImageDirector3.0により、映像質感描写に影響を与える暗部側のガンマの調整機能を設け、スクリーンや好みに合わせた画質の微調整に威力を発揮する。

画質チェックはマリブスクリーンで行った。画質モードは「シネマ」で視聴したが、初期設定でも十分なハイパフォーマンス。全体の印象は、わずかにメリハリ型の画作りに終始し、やや鮮やかさに振った色合いをキープする見映え重視の画質である。動画ボケ感は従来機から、少なかったのでそれほど貢献したという印象は受けなかったものの安心感につながっている。残された改善を要するところはアドバンスト・アイリスへの依存性であろう。全体に暗いシーンで思わぬ暗さに引き込まれてしまうところに違和感が残されるからだ。

BD映画ソフト、BDエアーチェック、BDビデオ系ソフトなどハイビジョンソースを視聴した印象は、色艶があり、映画館を越える画質がホームシアターで手に入る、そんな印象を持った。本機が果たした進化は、これが決してオーバーな表現でないことを証明する。光りの強さと階調性、黒再現性、これらが非常に高い次元でコラボレーションしているのだ。

DVDソフトはBDレコーダー側と本機側でのスケーラー比較を行ってみたが本機のスケーラー性能の良さを確認。普及クラスのDVDレコーダーを使用してもハイパフォーマンスが楽しめると感じた。

全体的に色再現性に優れ、キセノンランプらしい艶やかで色彩豊富なところを見せてくれる。

非常に優秀なモデルである。

(村瀬孝矢/「AVレビュー(2008年1月号)」より転載)
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